著者:ジェリー・メイヤー , ジョン・P・ホームズ
出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン
※本書は現在、新装版が入手可能です。
この本を知ったきっかけは、日経新聞に定期掲載されている「リーダーの本棚」で、ある社長の愛読書として紹介されていたこと。
2017年9月。海外赴任先から一時帰国した時に手に入れました。
当時、赴任先でいろいろあり、それにどう対処するか、また、そこでの自分自身の在り方にも悩んでいた時期でした。
天才アインシュタインの言葉にヒントを得たかったのだと思います。
本は、カテゴリごとに、アインシュタインの言葉を解説無しに淡々を掲載しています。
従って、これらをここでつぶさに書き出してしまうと、本そのものになってしまうので、私の心に残った5つを厳選してご紹介します。
「わたしは、1日100回は、自分に言い聞かせます。わたしの精神的ならびに物質的生活は、他者の労働の上に成り立っていると言うことを。」
「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことをいう。」
「神聖な好奇心を失ってはいけない。」
「人間にとって最も大切な努力は、自分の行動の中に道徳を追求していくことです。(中略)行動に現れる道徳だけが、人生に善と品位をもたらします。」
「賞賛による堕落から逃れる方法は、ただ1つ。仕事を続けることである。
人は、立ち止まって賞賛に耳を傾けがちであるが、唯一なすべきは、賞賛から目をそらし、仕事を続けること。それ以外の方法は無い。」
シンプルな言葉が一冊を通じて並んでいます。
シンプルだけに、気になったものをじっくり読み返し、我がことに結びつけて、自分の人生に活かす。
そういう読み方がきっと自分を変えて行く、そういう本だと思います。
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