■学習の目標
上海駐在中の私が通い出した中国語スクール「漢龍文化中心」。通い出してしばらくして、
先生から「谷村さんはHSKを受ける気はないですか」と訊ねられました。
聞くと、HSKとは中国語のマスター度合いを評価するテストだとのこと。
■HSKとは
HSKは「汉语水平考试·(Hanyu Shuiping Kaoshi)」の略で、日本の漢字にすると「漢語水平考試 」。直訳すると 「中国語レベルテスト」です。
レベルは筆記が1級から6級まであり、英検と違って数字が大きい方がレベルが高いです。
中国政府公認の世界共通テストで、日本でも受験可能です。
レベルは図の通りです(HSK日本語サイトより)。
私のイメージは、HSK3級は英検で言うと4級、HSK4級は英検3級です。
実際、必要語彙数で比較すると
HSK4級は1,200語程度
HSK3級は600語程度
英検は語彙数の正式発表はないですが、一般に言われているのが
英検3級は1,250~2,100語
英検4級は600~1,300語
ですので、語彙数だけで見ると若干英検の方がレベルが上ですが
ほぼHSK4級≒英検3級、HSK3級≒英検4級と言えるでしょう。
■HSKをめざすメリット
語学を学ぶときに、ただ教科書を読んだりレッスンを受けているだけだと、自分がどこまで上手くなったのかが分かりづらく、だんだんモチベーションにも影響するものです。
私は中学の時に英検を受け、目標に向かって学ぶことで集中できたことと、合格した時の達成感、他人に「私はこのくらいのレベルです」と伝えやすいことを体感していたので、すぐにHSKもチャレンジすることにしました。
■何級からチャレンジするか
初学者は3級でいくか4級で行くか迷うところだと思います。
私はステップを踏んで、と思ったので3級にしました。
ただ、「3級にします」と言ったら、先生や周囲の経験者から「最初から4級でもいいのでは」と先生に言われたのも確かです。
後から考えると、英検4級レベルのHSK3級よりは、少し頑張って最初から英検3級レベルのHSK4級を目指してもよかったかなと思っています。
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