使った時間を「見える化」する

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「忙しくて、それをやっている時間がないですよ」という言葉はよく耳にします。今までミーティングや面談、あるいは仕事を頼む中で何度聞いたかわかりません。

でも、私はその言葉を聞くたびに「本当にそうなの?」と思ってしまいます。

何も、もっと残業して働け、という意味ではありません。
そうではなく、その人が費やしている時間が「本当に必要なこと」に使われているのだろうか、と考えてしまうのです。

私自身、時間を完璧に使いこなしているとは程遠い人間だと自覚しています。
気が付くとあまり重要でないことに考えを巡らせてしまっていたり、
ついメールをダラダラと見てしまったりとかよくあります。

でも、時間の使い方に課題があると自覚しているからこそ、していることがあります。

それは「時間を何に使ったかを記録する」こと。

記録は手帳にすることもありますが、
会社にいるときはPCを立ち上げっぱなしなので、
outlookのスケジューラに記録をしています。

すると、自分の本来、やるべき仕事に費やしていた時間と
そうでない時間とがはっきりしてきます。
ときには何をしていたか直前なのに思い出せないようなことも。
そういう場合は気が抜けていたりしているもので、
原因は前夜の夜更かしだったりします。

そうやってすぐに見直すことで、「ああ、今日は帰ったらすぐ寝よう」とか、
その後の時間の使い方にフィードバックをしていきます。
時間の使い方には気をつけていても、知らず重要でないことが増えていくので、
時間の記録はいつも続けていく必要があります。
その積み重ねが、自分の時間を有効に使うことにつながっていくのです。

1日は24時間。
これは誰にでも平等に与えられた時間であり、
平等に与えられた制約でもあります。

いかにこの時間を有意義に使うか。
仕事で成果を出し、プライベートでも充実させる。
そのために自分が今消費した時間がどのように使われたのか確認していく、
そして今後の使い方を見直していく。
そういう繰り返しが5年後、10年後、
自分の人生を充実させることができる人か、
できない人かの違いを生むのです。

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