2017年4月に上海の関連会社に赴任し、
仕事と生活をスタートさせました。
会社では専任の通訳さんがいるので、
中国人社員とのコミニケーションには困りません。
通訳さんは日本語も上手なので、
日本語で雑談なんかもしていました。
問題は、会社を離れた後のこと。
週末に、現地で早速友達になった
先輩駐在者に連れられて、地元の市場に行きました。
そこは、昭和30年代の日本にあったような大屋根の市場で、
屋根の下には
野菜や果物や肉、魚、雑貨といったものを売る
個人商店の区画が所狭しと並んでいます。
八百屋だけで10店舗はありました。
魚屋の軒先には長くて収まりきらない
タチウオがこちらに向かって
頭をくてっと垂れていて、
鶏肉屋の上には足を縛られ、
逆さ釣りになった鶏が何体も並んでいます。
(のちに問題になったコウモリとかハクビシンとか、
ゲテモノ類は無かったです。
やはり都会だからでしょうか。)
そんな中、先輩駐在員はなじみの八百屋に行き、
店の女主人に私のことを紹介してくれました。
彼女は、ニコニコと笑顔を浮かべながら
私に話しかけてきますが、
私はちんぷんかんぷん。
先輩駐在員は通訳して教えてくれます。
彼に御光が差しているのが見えました。
ここで生活するからには
こういう現地の人たちが行くお店も
馴染みになっておきたいと思っていた私は、
中国語学習への意欲を高めていったのでした。
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